いつもありがとうございますnaminaiです。
みなさん運転免許証の裏を見られたことありますか?
裏面は、住所などを変更した時に警察署で記入してもらいますよね
私はあまり注意してみたことがありませんでしたが、実はその下に「臓器提供の意思を表示」することができるんです
免許証の裏に記入するだけなのですが、知らない人が多いですよね(私も知りませんでした💦)
今回、私自身考えることがあり、臓器提供の流れを簡単に説明できればと思い記事を書かせていただきます
臓器提供について
私たち一人ひとりが、考え、家族と話し合って意思を表示することが大切です
臓器提供の意思はNOでもいいのです
なのであなたの意思を表示してください
もちろん考えが変わって、臓器提供の意思が変わってもいいんです
”今”のあなたの意思を表示してください
臓器提供で1人が救うことができる最大人数は?
1人が救うことができる最大の人数はいったい何人になるのか、わかりますか?
答えは、11人
1人の方が、臓器提供で救うことができる最大人数は11人にもなります
たくさん救えるんだね
移植を待っている人の中で、移植を受けらる人の数は?
移植を待っている、移植待機者14,000人のうち、一年間で移植を受けられる人は
わずか2.0%の方だけなんです
たったこれだけの数の方しか受けられないのが現状です
移植を受けられずに、亡くなる方も多いです
臓器提供の流れ
臓器提供の流れはこのようになります
- 病院に入院
- お医者さんから選択肢の提示or家族からの申し出
- 臓器移植コーディネータからの説明
- 家族の意思決定
- 脳死判定(脳死後の提供のみにしている方)
- 移植を受ける患者さんの選択
- 臓器の摘出手術
- 身体のお戻し
なるほど
意思は誰でも表示できるの?
意思を表示することに年齢の上限はなくて、薬を服用している人など、だれでも表示することができます
誰でもできるんだね
意思はどうのように確認されるのか?
病院で救命治療を受けた結果、回復の見込みがない場合
お医者さんが家族への病状の説明と、臓器提供をする・しないの意思を確認することがあります
もしくは家族の方が、お医者さんへ運転免許証の「意思表示欄」を提示することでも、本人の意思を伝えることが可能となっています
本人の意思は必要なのか?
意思を表示することは、家族が意思決定をする際の迷いや負担を減らすことの助けとなります
家族は迷います、意思表示は必要
また、本人の「提供しない」という意思表示の場合、家族の決定にかかわらず提供されることはありません
提供後の体はどうなるのか?
入院している病院で臓器を摘出手術後に家族の元に戻るようになります、手術時間はおよそ3〜5時間かかります
摘出後の傷口はきれいに縫い合わせをしてくれますので、外から見てもわからないようになります
その後、通夜やお葬式など大切な方との時間を過ごすようになります
臓器提供は誰でもできるのか?
じつは誰でも提供できるわけではないのです、「がん」や「全身性の感染症」で亡くなった方は提供できません
実際の臓器提供時に検査をして判断をしてもらうようになります
いままで、0歳〜70歳代の方からの臓器提供が行われているようです
意思表示とは違い、誰でも臓器提供ができるわけじゃないんだね
脳死とは?
脳死というのは、脳のすべての動きがなくなった状態です
回復する可能性がある植物状態とは全く別の状態で
どんな治療をしても回復することがなく、人工呼吸器などの助けがなければ心臓は停止します
知っておいて!親族優先提供について
ただし、条件が3つあります
- 15歳以上の本人が臓器を提供する意思表示に併せて、親族への優先提供意思を書面によって表示している事
- 臓器提供の際、親族が移植希望登録をしている事(配偶者は婚姻届を出している方)
- 医学的な条件を満たしている事
この3つの条件をすべて満たしている場合可能となりなます
優先提供する親族の方を指定した場合は、その方を含めた親族への優先提供意思として取り扱ってくれます
注意事項
親族提供を目的とした自殺を防ぐため、自殺した方からの親族への優先提供は行われません!
まとめ
私たちは「臓器を提供する」「臓器移植を受ける」どちらの立場になる可能性もあります
移植を受けた方は「生涯免疫抑制剤」を飲み続けなければなりませんが、たくさんの方がスポーツをするなどの活発な日常生活を送ることができています
だれもが可能性があるからこそ、自分の意思を表示することが大事だと思います
ぜひ、このあと免許証の裏面を確認してみてください
読んでいただき、ありがとうございました!
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